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Django v1.0 documentation

Django 1.0 alpha 2 リリースノート

revision-up-to:8961 (1.0)

Django 1.0 alpha 2 にようこそ!

このリリースは、来るべき Django 1.0 リリースにつながる 2 番目のプレビュー/ 開発者向けリリースです。1.0 のリリースは 9 月初頭を予定しています。このリリー スでは、主に Django のコードベースをテストしたい開発者や、 1.0 の最終リリー スに向けてバグ修正を手伝う開発者をターゲットにしています。

従って、このリリースは実運用向きでは ありません 。くれぐれも実運用の目的 では使わないようにしてください。

Django 1.0 alpha 2 で新たに登場した機能

ここ数年、我々は Django の trunk ソースツリーでほぼずっと活発に開発を続け、 0.96 リリース以降、大きな機能をいくつも投入してきました。 Django 1.0 alpha 1 で新たに登場した機能は、 1.0 alpha 1 リリースノート を参照してください。 1.0 alpha 1 以降に追加された機 能を以下に示します:

django.contrib.gis (GeoDjango)
1 年にわたる開発を経て、ワールドクラスの GIS (地理情報システム: Geographic Information Systems) のサポートを contrib アプリケー ションの形で Django に追加しました。 GIS のドキュメント はまだメンテナンス中で、 1.0 の最終リリースまでに Django のメインドキュメントにマージする予定で す。この機能を作り上げ、完成までこぎつけた Justin Bronn, Jeremy Dunck, Brett Hoerner そして Travis Pinney に深く感謝します。
プラガブルなファイルストレージ機構
Django 組み込みの FileFieldImageField は、プラガブルなファ イルストレージバックエンドを使えるようになりました。ストレージバックエ ンドによって、アップロードファイルを Django に保存する方法を徹底的にカ スタマイズできます。詳しくは、 ファイルのドキュメント を参照してください。この困難な仕事を達成した Marty Alchin に深く感謝します。
Jython との互換性
Google Summer of Code プロジェクトを通じて多大な貢献をもたらした Leo Soto に感謝します。彼は Django のコードベースをリファクタし、これま で Jython との互換性を妨げていた部分を除去しました。 Jython はJava で書かれた Python 実装で、 Java 仮想マシンで Python コードを実行できま す。 Django はまもなく登場する Jython 2.5 リリースで動作します。

他にも、このリリースでたくさんの機能追加や改良を行いました。その中でも、2 つのパフォーマンス改善があります。一つは、 Django の国際化システム で翻訳対象にマークした文字列のメモリ消費を低減したこと、もう 一つは、リクエスト/レスポンスの処理中や、オブジェクト-リレーショナルマッパ を扱うときに頻繁に呼び出される Django の内部ディスパッチャを劇的に高速化し たことです。

Django 1.0 のロードマップ

この alpha リリースの主要な目的の一つは、 Django 1.0 に実装する予定の機能 のうち、まだ終っていないものや、最終リリースまでに修正しておかねばならない バグを見極めることです。このリリースの後、ベータリリースとリリース候補版に 向けて一連のスプリントを実施し、すぐに Django 1.0 をリリースします。タイム ラインは以下のように計画しています:

  • 2008 年 8 月 14 日: Django 1.0 beta リリース この時点で、1.0 に向けて の機能フリーズを行います。以後はバグフィクスと安定化に専念します。
  • 2008 年 8 月 15 日: スプリント (米国 Texas 州 Austin とオンラインで)
  • 2008 年 8 月 17 日: Sprint (イスラエル Tel Aviv とオンラインで)
  • 2008 年 8 月 21 日: Django 1.0 release candidate 1. この時点で、 Django のコードベース内で翻訳対象にマークしている文字列全てをフリーズし、 翻訳作業の貢献者が 1.0 の最終リリースにバンドルする翻訳ファイルをチェック して修正できるようにします。
  • 2008 年 8 月 22 日: Sprint (米国 Oregon 州 Portland とオンラインで)
  • 2008 年 8 月 26 日: Django 1.0 release candidate 2.
  • 2008 年 8 月 30 日: Sprint (英国 England, London とオンラインで)
  • 2008 年 9 月 2 日: Django 1.0 final リリース。 9 月 6,7 にマウンテン ビューで開催される DjangoCon で、 Django 1.0 リリースパーティ。

もちろん、予定のタイムラインなので、状況によって変更する可能性もあります。 最新情報は Django プロジェクトの wiki に掲載します:

http://code.djangoproject.com/wiki/VersionOneRoadmap

リリース作業で手伝えること

高い品質の 1.0 リリースを提供するために、皆さんの手助けが必要です。先にも述 べたように、この alpha リリースは実運用向けでは ありません 。安全なテスト 環境で使ってみて、バグや問題を見付けたら Django の開発チームに報告してくだ さい。自分の発見した問題がすでに明らかでないか、 Django のチケットトラッカ を使って探してください:

http://code.djangoproject.com/timeline

発見した問題に対応するチケットが見付からなければ、新たなチケットをオープン してください。

また、 1.0 リリースに向けての進捗を含め、 Django の開発に関する議論は、 django-developers メーリングリスト:

http://groups.google.com/group/django-developers

と、IRC サーバ irc.freenode.net#django-dev チャネルで常時行って います。 Django の開発を手伝いたいのなら、ぜひ参加して、議論に加わってくだ さい。

Django プロジェクトへの貢献方法は、オンラインドキュメントにも記載しています:

contributing to Django

コードの開発、ドキュメントの作成、そしてチケットのトリアージや、誰かの提出 したバグフィクスのテストなど、どんなレベルの貢献でも歓迎します。